読むフットボール #2 『独走か反撃か』

CoM0 TrB0
コンビニの雑誌コーナーから察するに、海外サッカー専門誌の主流はおそらく『ワールドサッカーダイジェスト(以下WSD)』で、対抗に『ワールドサッカーマガジン(WSM)』という構図じゃなかろうか、と思われます。
両方毎号読んでるんですけど、まあどちらも一長一短あるんですがどちらかというと『WSM』のほうが好きです。
いくつか理由はあるんですけど、『WSD』は結構古くからある雑誌で、今でこそスペインイングランド、ドイツやフランスリーグの情報もたくさんありますが、少し前までは海外サッカーといえばセリエA!という時代だったのです。だったのです、といいつつ、その頃は俺海外サッカーに興味なかったんですけども。
その時代の影響がまだ色濃く残っているのか、『WSD』では割とセリエAの扱いが大きい、というかプレミアリーグの扱いが小さいんです。あくまでも比較的、ですが。

しかしさっき本屋に行って「なにっ」と俺の目を奪ったのは、実は海外サッカー誌の先駆け(たしかw)である『ワールドサッカーグラフィック(以下WSG)』であります。

コレ→ 2007_05.jpg

5月号、表紙のインテルのズラタン・イブラヒモビッチの写真に重ねたメインタイトルが

「独走か?反撃か?」

…えっ?セリエの話?

既にあきらかな独走状態だろ!w と突っ込まずにはおれませんw

まあ実は、特集の内容は各リーグに触れたもので(あたりまえだけど)、表紙のズラタンはインタビュー掲載とあわせたものでした。しかしチョイスとして間が悪すぎるw
『WSG』は、他誌と一線を画す選手名表記(俺の知る限り「ジダン」を「ジダヌ」と表記しつづける唯一の媒体)や、リバプールに移籍したばかりのシャビ・アロンソをいきなり表紙にぶち上げる(たしかにソシエダ時代からイイ選手だけどさ…w)など、あくまでも我が道を行く雑誌です。最近大幅な誌面チェンジをしましたが、サッカー雑誌としては独走も反撃も厳しいんじゃないかなあ…
読むフットボール  2007.04.17

読むフットボール #1 『郷愁のモンテッラ』

CoM0 TrB0
俺は観るだけでなく、フットボールに関する文章を読むのも非常に好きです。
雑誌やWebサイトの情報系はもちろんのこと、自伝やコラムニストの連載をまとめた本なども買って読みます。
その中で気になった記事や文章からなんかつらつらと書いていこうと思います。

元イタリア代表のビンチェンツォ・モンテッラは、ASローマのスパレッティ監督の構想から外れて出場機会をなくし、この冬プレミアリーグのフルハムへ今季終了までのレンタル移籍をしました。
移籍後連続でゴールを決め、フルハムのコールマン監督(先日解任されてしまった)に、「今季限りで彼がいなくなるのは残念だ」と言わせたのですが、近頃モンテッラ本人はイタリアへの復帰を望むコメントをしました。

「イタリアのあの情熱が恋しい」

イングランド、フルハムのサポーターにとってはなんだか寂しいコメントですが、結構深みを感じる言葉です。
海外からプレミアリーグに移籍した選手の多くが、イングランドのファンの熱狂ぶりに大きな驚きや喜びを得ることが多い中で、モンテッラは少し特殊な例だけど、彼がいたローマのサポーターの熱は世界でも有数なものだったこともあるでしょう。

しかし俺が気になったのは「ロマニスタの熱狂が恋しい」ではなかったところです。
さらに言えばチャンピオンズリーグで活躍する仲間たちを羨むコメントでもなかった。

暗い話題が続いたカルチョだけども、あの国のファンの持つ狂気にも近い熱を、シチリアの暴動のあとに「恋しい」と言えるモンテッラが、なんか、かっこいいなと思ってしまった。

もちろんモンテッラも暴力事件など望んではいないだろうけど、そのスレスレ(でアウトになってしまったけど)の熱狂もまた、やはりカルチョの魅力なんだろうな、と。

イタリアに限らず日々フットボールの現場で起こるいざこざに残念な気持ちを抱くと同時に、不謹慎ながら「おお〜やっとるな〜」とドキドキしてしまう部分も、確かに。

でも死人はノーで!

読むフットボール  2007.04.13

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